飛行機やバス、車など長時間の移動中は、睡眠時間に充てる方が多くいらっしゃいます。移動中に効率よく睡眠をとることで次の日のパフォーマンスや充実度が上がります。睡眠の質を高め快適な移動時間にする為の最強アイテムが、ネックピローです。今回は、ネックピローの選び方をご紹介いたします。
Contents
ネックピローとは
ネックピローとは、日本語で首（ネック）＋枕（ピロー）のことです。首に巻いて使う枕を指します。 通常の枕は横になって眠る際に使われていますが、ネックピローは移動中など座ったままの睡眠に特化した形状になっています。首に巻くだけで簡単に使用できるため、とても便利で最強の定番トラベルアイテムです。空港やバスターミナルでも、ネックピローを首に巻いている方をよく見かけますよね。
肩こり改善！睡眠の質向上！ネックピローをつかうメリットとは
ネックピローを使うことで、肩こりの改善や睡眠の質の向上など大きなメリットがあります。
肩こりや体の負担を軽減してくれる
飛行機やバスなどでの睡眠後、首や肩が痛くなってしまった経験はありませんか？これは寝る際の悪い姿勢が原因です。座った姿勢のまま寝ようとすると、頭の位置が安定せず頭が傾いてしまいます。成人の頭の重さは約4～6キログラムといわれていて、頭が前に傾くとその数倍の負荷が首にかかることになります。
このように体に過度な負担が長期間かかることで肩こりや首の痛みの原因になってしまっています。ネックピローを使えば、座ったままでも頭の位置が固定されます。そのため体への負担を軽減し、肩こりや首の痛みを改善してくれます。
睡眠の質が向上する
頭の位置が固定されると寝る姿勢が安定し、睡眠の質も向上します。体の負担を軽減してくれるだけでなく、乗り物の振動による衝撃も防いでくれるので、より深い眠りにつくことがができます。快適に過ごすことができ、到着後の疲労感も軽減してくれるので、より旅行を楽しむことができるでしょう。
ネックピローの種類
クッションタイプ
クッションタイプのネックピローは、通常の枕と同じように中身が詰まっているものです。素材は、コットンやビーズ、低反発ウレタンなどが主に使用されています。安定感が良く、クッション性やフィット感に優れています。非常に寝心地が良いので、しっかり休みを取りたい方におすすめです。 コンパクトにまとめて収納ができないため、荷物になってしまう点がデメリットです。しかし、バッグやスーツケースなどに取り付けられるストラップが付属しているものもあるため、移動時にもあまり邪魔にならないものを選ぶと良いでしょう。
空気を入れるタイプ
空気を入れるタイプのネックピローは、浮き輪のようにしぼんでいるネックピローに空気を入れて膨らませて使います。使用時以外はコンパクトに畳んで収納できるため、軽量で持ち運びやすいという点が最大のメリットになっています。 デメリットはクッションタイプに比べて、安定感や寝心地の面では劣ってしまう点です。しかし、空気の入れ具合を変化させれば、自分に合ったフィット感を調整できるため、より良い寝心地を実現させることができます。
ネックピローおすすめの選び方
ネックピローにはさまざまな種類があります。自分に合っていないネックピローを選んでしまうと、肩こり軽減や睡眠の質向上などの効果が半減してしまいます。そこでおすすめの選び方をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
形状で選ぶ
・U字
ネックピローの最も定番の形状です。首の周りを全体的に包み込んでくれるため、安定感が強い形状になっています。首や頭が傾かないように支えてくれるため、座席の背もたれを倒せない時でもフィットします。
・J字
J字型のネックピローは、片側の頭、顔とあごを支える形状になっています。座ったままの姿勢で寝るときに、頭が前に傾いてしまう人におすすめです。あごを支えてくれるので、頭が前に倒れるのを防いでくれ、揺れなどの衝撃も抑えます。左右のどちらか片方に頭を傾けるため姿勢が安定します。そのため長時間の移動におすすめの形状です。
・I字
J字と少し似たI字のネックピローです。U字やJ字よりも使用用途が幅広く、自分に合った使い方を選べる点が特徴的です。うつぶせになって枕のように使用することもできます。
素材で選ぶ
・使用シーズンごとに選ぶ
夏や暑い季節に使用する場合は、蒸れない涼しい素材のものを選びましょう。リネンやコットン生地のネックピローがおすすめです。またネックピローは直接肌に触れるものなので、コットンのように敏感肌にもやさしい素材のものを選ぶと良いでしょう。
冬など寒い季節に使用する場合は、ウールやコーデュロイ、ベロア生地などがおすすめです。これらの生地は保温性が高いため、寒い冬でも暖かい状態で眠ることができます。
・洗濯の可、不可
ネックピローは洗濯できるものがおすすめです。ネックピローを使用すると、皮脂や汗、メイクなどが付着してしまいます。清潔な状態でネックピローを使用するためにも、洗濯できるものを選びましょう。
洗濯できるタイプには、カバーを取り外して洗濯するタイプとネックピローごと洗濯するタイプがあります。 より清潔さを保つことができるのは、丸ごと洗えるタイプです。ですが洗濯に時間がかかってしまうため、短時間で手軽に洗濯したい方はカバーを取り外して、洗濯するタイプでも良いでしょう。ネックピローを使用するときはタオルなどを巻き付けて、顔が直接つかないようにすると清潔に使用できます。
用途別に選ぶ
ネックピローは主に飛行機やバスなど長時間の移動時の際に使用しますが、そのほかの場面でも活躍してくれます。旅行以外の使用用途とおすすめのネックピローをご紹介します。
旅行用おすすめのネックピロー
ネックピローの定番の使い方は、旅行などの長時間移動があるときです。 トラベル用ネックピローは移動の際に邪魔にならなず、長期間の移動でも疲れない性能のものがおすすめです。空気を入れるタイプのネックピローやクッション性の高いものを選ぶと良いでしょう。
家でも使うおすすめのネックピロー
自宅で過ごす際にもネックピローがあるととても便利です。家での活用方法の例としては、昼寝用の枕、腰のサポートなどがあります。
昼寝などちょっとの仮眠を取る際は、ソファや机で寝る方が多いです。そんな時、より快適な仮眠時間を過ごすためにも、枕代わりになるネックピローがあると便利です。 ネックピローは腰のサポートもしてくれます。椅子の背もたれにおいて腰を支えることで、座り姿勢を正してくれます。
また就寝時に腰枕の代わりにネックピローを置いて、寝姿勢を整えることもできます。ネックピローを置いて座り姿勢や寝姿勢を正すことで、腰や背中の負担が軽減されます。
車で使うおすすめのネックピロー
車の運転は緊張感を伴い、長時間の運転は首や肩、腰に疲労が溜まります。運転時にネックピローを使用している方はあまり多くなく、必要ないと感じている方もいらっしゃいます。しかしネックピローがあるだけでとても楽に運転することができるのでおすすめです。
ネックピローは首を固定してくれるので頭が安定し、肩や首の疲労感を軽減します。また、腰痛持ちの方は座席の背もたれにネックピローを置くことで、姿勢を正して腰の痛みを軽減してくれます。
ネックピローは運転時だけでなく車内での就寝時にも活躍してくれます。例えばサービスエリアで仮眠を取る際にも使用できます。ネックピローがあるだけで睡眠の質が向上し、運転の疲れを取ることができます。
リモートワーカーにおすすめ！デスクワークで使えるネックピロー
新型コロナウイルスや働き方改革の影響によって、在宅ワークを導入している企業が増えています。リモートワークは、労働環境が整っていない自宅での勤務になります。そのため、体に合わない椅子やPC作業に適していないテーブルを使用することになり、体を痛めてしまう方が多くいらっしゃいます。ネックピローを首に巻いておけば、頭が固定され首への負担や痛みが軽減します。腰に痛みがある方は腰あたりに置いておくことで、クッション代わりになってくれます。
自宅での勤務をより快適にして、効率的に仕事を進めるためにもぜひネックピローを使用してみてください。
【女性におすすめ】多機能なネックピロー
女性がネックピローを選ぶ際に重視するポイントは、カバーとサイズ、機能性の3点です。
・カバー
女性の場合、化粧をしたままネックピローを使う場面が多くあります。お化粧がネックピローについてしまうため、清潔間を保って使うためにはカバーを取り外して簡単に洗濯ができるものがおすすめです。
・サイズ
女性には、サイズの調整ができるネックピローがおすすめです。首の太さや頭の大きさなど男性と比べ小さいため、自分の体のサイズに合わせて調整ができるようなネックピローを選ぶのが良いです。サイズの調整方法としては、ストラップ式やボタン式のものがあります。
・機能性
首に巻く機能だけでなく2way、3wayの使用ができるネックピローがあります。例えば広げてボレロやひざ掛けとして使えるものがあります。飛行機内やバスの中は冷房が効きすぎて、体が冷えてしまうことがあります。特に女性は体が冷えやすいため、季節に関係なく防寒対策が必要です。ひざ掛けにもなるネックピローがあると、かさばる荷物が減るのでとてもおすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はネックピローのおすすめをご紹介いたしました。旅行時だけでなく普段使いもできるネックピローは、体の痛みを軽減したり疲労回復の効果があります。自分に合ったネックピローを見つけて、ぜひ快適な旅行のお供にしてみてください。本記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
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